会津みらい法律事務所

本年を振り返って

2018年12月27日コラム

平成30年も、早いものでもう残りわずかとなりました。

 

弊所にとって本年を漢字一字で総括するとすれば、「進」という字になろうかと思います。何といっても、本年は弊所にとって開設1年目の年でした。事務所運営をするという意味で手探り的な部分も多々ありましたが、お陰様で本日現在まで皆様に支えられながら確実に前へ前へと進んでおります。

 

たくさんの方に弊所までお越しいただきましたが、事件の種類でいえば本年は遺産関連の事件のご相談・ご依頼が多かったという印象です。単なる偶然なのか、会津地域全体の傾向なのかは分かりません。最近は労働や請負関連の事件もよく目にします。どの事件も特有の問題が何かしら潜んでおり、日々考えさせられながら弁護士スキルを磨かせていただいております。

 

また、本年より、裁判所から破産管財人を任されるようになりました。従前は自己破産を申し立てる側として多くの事件に携わってきましたが、破産管財人として破産手続開始決定後の事件処理に積極的に関与するようになり、自己破産の見方・考え方が一層深まりつつあります。

 

それから、障害を抱えている方の事件で何件か奔走したことも、本年の特筆すべき点でした。法テラス在籍時からこのような事件に携わる機会は多かったのですが、確かに、一般の方と比べるとコミュニケーションという意味で時間や手間がかかってしまう側面があることは否定できません。もっとも、最近思うこととしては、障害を抱えている方にも何かしらの問題が存在するかもしれませんが、周りがそうさせている部分もあるかもしれないということです。一人一人がもう一歩優しくなることが大事なのかなと思います。

 

以上、本年の総括とさせていただきます。来年もよろしくお願いいたします。