会津みらい法律事務所

令和2年を振り返って

2020年12月28日コラム

令和2年は、世界規模でコロナウィルス感染症が問題となりました。

 

弊所にとって本年を漢字一字で総括するとすれば、「顧」という字です。

 

上述のように、本年はコロナウィルス感染症が大流行しましたが、弁護士業務においても裁判手続が止まったり対面相談や打合せを制限したりと大きな影響が出ました。現在も感染症対策に取り組みながら法律相談や打合せなどをさせていただいておりますが、弁護士という仕事は対面でないと思うように進まないことが多いことに気付かされました。人と接し人の気持ちに寄り添うことが大切な職業であると改めて再認識いたしました。これは当たり前のことなのですが、当たり前のことができなくなる日々に直面すると,人は当たり前と思っていたことがいかに大切なことなのかを思い起こす生き物であり、不思議なものです。

 

また、本年は独立開業して3年目でした。私は、独立前は法テラス会津若松法律事務所に勤務していました。当時の制度では法テラスの弁護士は3年ごとに異動するのが基本でしたので、仮に法テラス会津若松法律事務所の任期満了により転勤の道を選んでいたならば、本年終了をもって転勤先での任期も満了する形となっていました。そういう意味で、独立3年目の自分と法テラスに残った場合の自分とを比較想像し、自分が選択した道が良かったのかを思い起こす一年にもなりました。幸いにも、弊所を温かく見守ってくださった皆様のおかげで、独立3年目の私がおります。

 

以上、誰もが予想していなかった世界情勢の中で、私自身、過去を顧みる(時には省みる)ことが多く、「顧」の一年でした。

当たり前でない皆様のご厚情に改めて感謝申し上げます。

 

来年も、よろしくお願いいたします。